出会い系は美味しい思いをすることもあれば、ほろ苦い思いをすることもある


ネットでの出会いは「写真と違うじゃん!」が付き物ですよね


特に女性は周りから可愛く、綺麗に見られたいという欲が強いため写真を加工するという技術は男の数段上をいきます


しかしその欲がとんでもない“別人”を生み出す事もあるのです





写真は可愛かった 声は声優並だった




時は2015年12月
特にアポも無く今年のクリスマスもぼっちか…と嘆きかけていたところ出会い系に一人の天使が舞い降ります


年齢は18歳~19歳
プロフィール写真はプリクラだけどぱっちり二重に可愛らしい顔立ち
自己紹介もちゃんと書いていて業者っぽさは無い


これはキター!の思いでメッセージを送ると返信があり数通でLINEの交換まで行きました


彼女は今年高校卒業したばかりの18歳で今は専門学校に通っているようでした
LINEのトークも優しくてかわいげがある
やり取りを続けるとあちらから「1回電話とかで話してみたいね~」と持ち掛けてきたのでもちろん了承!


~LINE着信~♪
「…こんばんは」
(可愛い声…)
声優のように綺麗だけど、声優のようにやり過ぎていない
このニュアンス伝わるでしょうか
とても潤いのある声


話していて優しさが伝わり、また適度な甘える感じがあり、またサービス精神もある
高校時代の制服姿の写真を送ってくれて(鏡に写ってる自分を撮ったもの)これも可愛い…!


それからLINEでアポが決まり、正に恋人さながらのやり取りに発展していきます


テンション駄々上がり


このアポでGETし、彼女化して一緒にクリスマスを過ごします


このアポでGETし、彼女化して一緒にクリスマスを過ごします


大切な事なので2回言いました


そんな有頂天のままアポ当日を迎えます





12月の悪夢



当日
ドキドキワクワクなテンションで整髪料を塗り込みハゲ頭が目立たないようにへアセット
全くイケてないが、自分の中ではお洒落だと思っている服に袖を通し


コンドーム確認


ラブホテル確認


いざ彼女の待つ駅へ!


電車で向かう途中LINEが入り、今日の格好を教えてくれました
(さすが気が利くな…)
自分の服装も彼女に伝えます


待ち合わせの駅に到着
教えてもらった情報を元に彼女を探す…


いた!
彼女らしき人を遠目から発見…


……


……


え…?


嘘…でしょ…?


そこに立っていたのはギガンテスでした
41Tu3uEivAL



(…いやいや!違う人!彼女は可愛いんだから!)


しかし辺りを見渡しても他に該当する服装の人はいません


(…まじで…?)


遠くからなのにもはやシルエットで可愛くないのが分かりました


(…!)
見ながら辺りをウロチョロ歩いていると彼女と目が合う


自分の格好も伝えたのが仇となったのか!彼女も自分に気づいた様子
(ヤバい…!こっちに来る!)
トルネコをやったことがある方は分かると思いますが、部屋に入って敵に見つかったら最後
巻物や草投げたりしてうまくやらないと追い付かれます



完全ロック・オン
石化したかの様にその場を動けませんでした


「たごさくさんですよね?」
(…彼女の声だよぉおおお泣)
「……はい…」


近くで見ると写真とまるで違うのがよく分かる


装備はパーカーにジーンズ生地の短パン…タイツにスニーカー
体型は最早ぽっちゃりを遥かに越えた領域


こん棒を持たせたらよく似合う


まだ胸があったりくびれがあったら…
ドラえもんのようにバスト、ウエスト、ヒップすべてが129.3cmと言った風体


目は一重でつぶら…いえ、つぶらすぎる…
(写真ではパッチリ二重だったじゃんよ!)
その代わりにアゴが二重に…


そして目の下どころか目の回り全体にクマがかかっていて顔色も悪く、不健康で負のオーラを放っていました


本当に全く写真と違うんだが?


…これは関わってはいけなかった…
一刻も早くこの場から逃げたい衝動を押さえ、せっかく来てくれた彼女だからカフェに行きます泣


せっかくだからと飲み物とケーキをおごってあげたのにお礼一つ言わない


君、性格まで劣化してないか?


「どうしたの?テンション低いね?」
「上がるわけないだろうっ!」




と言う心の声は押さえておいて
「ごめんね…体調悪いんだ…」
さらっと流します


取りあえず何か話題を…


・彼女の恋愛経験
・出会い系での他の男とのやり取り

もうこれくらいしか興味はありませんでした


彼女は最近彼氏と別れたと言って写真を見せてきました
(君はどんなつもりで付き合っていた…?)


また出会い系では来週も他の男と会うらしく、やり取りを見せてきました
なんて仲睦まじいやり取り…


しかも


男と家アポ入れてやがった


もはやぐうの音も出ません…


遠い目でその男のアイコンを見ながら
(お大事に)
と心でつぶやき、頃合いを見て店を出てさっさとお別れしました


散々ディスりましたが彼女からしたら自分の事もチビのハゲ男だと思った事でしょう


気持ちはわかります


俺だって見た目に全く自信のありませんし、出来れば写真だってイケメンに加工したい…


でもね


頼むからあそこまで偽らないで(泣)


この出会いで1つ教訓を得ました


会って実物を見るまでが出会い系です






この年のクリスマスをぼっちで過ごしたのは言うまでもありません